1984年を読んだよ!

この間ジョージ・オーウェルの小説1984年を読み終えました。

ちょうどベルリンに行く直前から読み始め、ベルリン滞在中もシュタージ博物館(共産圏時代の国家警察についての博物館)やベルリンの壁を訪問しつつ読み進めていたので、小説の世界をよりクリアに想像しながら読むことができました。

 

小説自体は1940年代当時の世界情勢への危惧から書かれたものだけど、21世紀の資本主義世界に生きる私にも十分共感できる恐怖感がありました。

例えば殆どの人が自分の毎日を逐一SNSに報告したり、自分で発信しなくても他の人によって何処にいて何をしていたかを発信されたり、小説の中に登場する人々を監視する為の装置「テレスクリーン」は現在に存在しないけれど、ある意味現代社会はネットを通して互いが互いを自主的に監視し合っている構図になっているよなと思うし、ネット上でよく見る”炎上”も小説に出てきた「二分間増悪」を連想させます。

常に他人の目を気にして、同時に他人の行動をチェックして、何かおかしな事があったら皆で攻め立てる。そんな関係はすごく窮屈なはずなのに、でもそういう世界を人類はいつも築いている。結局大多数の人間は本当の意味での自由は求めていないのかもしれません。

 

「ビックブラザー」とは共産主義の指導者をただ単に表した存在でなく、こういった人間の集団意識の化身の事でもあるのかなと思います。

だからこそこの1984年という小説は今の時代に読んでも十分恐ろしさを感じるし、自分の置かれている環境を省みるきっかけになりました。

 

 

おまけ。

今日のイラスト。 志織のポエム、略してしおポエム。 きらきら。

 

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